婚活は日本人にピッタリのサービス!?婚活の爆発的人気の理由とは?

婚活は日本人にピッタリのサービス!?婚活の爆発的人気の理由とは?

現在ではあたり前のように生活にとけ込んだ「婚活」という言葉。「婚活」という言葉が誕生して間もないのに、なぜここまで一気に広がったのでしょうか。それは婚活サービスが日本人の性格にピッタリ合っているのではないかと言われています。その理由を探ってみました。

婚活という言葉はまだ出来たて

婚活とは、ご存じのとおり結婚を実現するために活動を意味しています。「就活」をマネして誕生した言葉で、2008年3月発行の『「婚活」時代』から誕生しました。まだ新しい「婚活」という言葉が一気にブームなったのは、男女ともに未婚率と離婚率の上昇が影響していると考えられています。

昔から日本人は婚活に慣れていた?

婚活が爆発的に広がってきた理由は、さまざまな原因が考えられています。

自由恋愛による結婚は多くなかった?

日本の歴史上では家や親同士で決めた縁組により結婚することが多く、小さな頃から許嫁(いいなずけ)がいることも珍しくありませんでした。また、未婚者には周囲の人が結婚相手を積極的に紹介してくることもありました。

自由恋愛がメジャーな現代では違和感があるかもしれませんが、昔は戦争や病で早死する人が多く、医療が未発達で子供も短命でした。つまり、家系や村集落を存続させるためには、どんどん結婚してもらう必要があったのです。そのため本人以外が結婚を推し進める傾向がありました。

恋愛に消極的?

日本では、欧米のように異性に対して積極的にデートに誘うような文化ではありませんでした。人前で男女が仲良くするほうが珍しく、気になる人がいれば人目を気にせずアプローチしていくことはまれでした。つまり最近までは、家柄や社会性を重視したお付き合いや結婚が多く、自分自身で結婚相手を選択して決めることは多くなかったのです。

婚活サービスは救世主!?

時代が進むにつれ自由恋愛が一般的になりました。自由恋愛は現在ではあたり前のように感じますが、実は日本の歴史上ではごく最近のことです。昔に比べると日本人も積極的になりつつありますが、それでも欧米に比べ異性へのアプローチに消極的だと言われています。

その中で、婚活サービスが誕生しました。婚活サービスは自由恋愛と周囲がサポートする恋愛の中間にあたります。つまり、今までの日本人の特性と、現在の自由恋愛の良いところをミックスしたサービスです。そのため、婚活サービスが誕生したばかりですが、日本人にピッタリのサービスなので爆発的に人気が出たのかもしれません。

婚活サービスは忙しい人にも最適!

また、婚活サービスが一気に広まった理由に、生活の多様化があります。様々な働き方や労働時間が増え、ネットでのコミュニケーションが増える中で、直接出会うチャンスも少なくなりつつあります。

婚活サービスはインターネットやスマートフォンアプリで自分の空いた時間に気軽に利用でき、パートナーを探すことができます。つまり、現在の日本人にとって婚活サービスは生活スタイルに最適な手段となっています。

老後への不安も影響!?

現在は医療の発達により高齢化社会となりましたが、一方で熟年離婚も増えつつあり、中高年・シニア世代の婚活サービスも人気があります。もしも病気や介護が必要となったときに自分ひとりでは不安ですが、核家族化の影響で頼れる人が身近にいるとも限りません。

このように老後の不安が大きくなる時代に、独身の中高年世代が新たにパートナーを探すのは自然の流れでしょう。婚活サービスは現代とこれからの社会問題を解決する重要なサービスと期待されています。

そして、まだ老後に実感がわかない若い世代にとっても、年金問題や未婚率の上昇、人口減少など将来の不安が山積みです。これらの不安を解決する方法としても、新しいパートナーと出会い協力して生きていくチャンスとなる婚活サービスはこれからさらに人気が高まると予想されます。